第26話「復活のシャア」

「黄泉帰りじゃ〜〜ッ黄泉帰りじゃ〜〜ッ」
シャアが復活した。
ヴードゥの秘儀によってゾンビとしてよみがえったのだ。
赤鼻は鼻がデカいので、シャアの発する臭気が我慢ならなかった。
「あッ体がすべった」
などと言いながら、マッドアングラーの司令塔から大西洋にシャアを突き落とすのだた。
「黄泉帰りじゃ〜ッ黄泉帰りじゃ〜〜ッ現世にもどれるぞおッ現世だ現世だあッ」
魚のエサ。
そのころダブリンの街では、ミハルが春をひさいでいた。
父も母もすでに亡く、幼い弟妹をかかえて女手ひとつでささやかな物売りだけでいかで生計が立とうか。
主な客は、港に着いた船の船員なのだが基地関係者の間では有名だった。
ミハルの父が生前ならず者であったこともあり、街の人々のミハルを見る目は冷たい。それでも人は生きていかなければならない。
ミハルはホワイトベースに女スパイ潜入するが、大西洋血に染めて死亡。
彼女の弟妹がその後、どんな人生を送ったか……気がかりなことである。



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