第45話「ルナ・ピレネーの悲劇」

 ポチョムキン大佐指揮下のジオン月面最大の拠点グラナダに連邦軍艦隊が侵攻する。
 グラナダの対空防御が思いのほか強固なため、強襲揚陸艦を主体とするモビルスーツ部隊の敵前上陸作戦が決行された。
ホワイトベース級三番艦グリフォンが先陣をつとめる。
月面の超低空をはうように進む小艦隊。
 ルナ・ピレネー山(標高1200メートル)をはさんで、グラナダまで五万メートル地点にさしかかった。
 突如、山越えハンマーから撃ち出されるメガリ粒子砲がグリフォンを直撃!
轟沈。
 ニュータイプ、ングマ・モネネ(美少女)とモケーレ・ンベンベ(美少年)の乗るニュータイプ専用モビルスーツ、ガッシャのオールレンジ攻撃!
巨大な球状ハンマー四個を最大五千メートルのサイコミュ誘導で、あらゆる敵を寄せ付けない。
 さしものアムロも山越えハンマーに苦戦を強いられる。
相手の位置を特定できても、ビーム兵器はルナ・ピレネー山が障壁となって使用できない。
ミサイルも砲弾も着弾前に山越えハンマーに撃ち落とされてしまう。
 やむなくモビルスーツ部隊は山稜をよじ登る。
しかし次々に山越えハンマーのえじきに。GM部隊がスクラップと化す。
 アムロにグッドなアイディアが浮かんだ。
「うぐえへへへへねいちゃんなんぼやああああ」
「いやああああああああああ」
 アムロはリュウの下半身むき出し姿を思い出しつつ、ングマ・モネネの精神と接触。
時が見えるどころか魔羅が見える状態で戦う。
ニュータイプとはいえ、いやなもの見せましょう合戦ならリュウ、ランバ・ラル、ククルス・ドアン、レビル将軍、マ・クベ、ウラガン、トリプル・ドムズ、スレッガー中尉、ドズル、デギン・ザビその他とのホモ激戦を生きのびたアムロはメッチャ強かった。
「くおらッこんガキャわしのングマになにさらすねん〜〜〜ッ」
モケーレ・ンベンベ乱入。
 しかしアムロ少しもあわてず。
「うげえへへッへへへげへげへにいちゃんええケツしてんのう♪(ガイキング)無垢の尻じゃあッなかなかによか稚児ぞ〜〜〜」
 すかさずリュウに初めて襲われた時の思い出を不気味さ掛ける五万倍で送り出す。
「ほぎょべらッ」脳死。
「ありがとう、ありがとうリュウ……リュウにはいつでも会えるから………」
 アムロは、今は亡きリュウに感謝しつつ滂沱(ぼうだ)と涙を流すのだった。
 かくしてグラナダは陥落した。
 基地司令ポチョムキン大佐は、二日後アパートのベランダに隠れているところを発見された。


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