第7話「再会、母よ…」

アムロは母の住む町に忍んで行った。
父がサイド7の研究施設に移るとき、年の離れた夫婦ということもあってか家庭内別居の続いていた母は地球に残った。
アムロは母に捨てられた、という思いと再会の喜びが相なかばであった。
町はジオンの占領下だった。母は女一人で暮らす無聊に耐えかねて、あろうことかジオンの士官のオンリーさんになっていた。
アムロは母を撃った。
ジオンの兵も皆殺し。ガンダムで虫けらのように踏みつぶし続けた。
「お前なんかお前なんかあッ!」
アムロの絶叫が荒野にとどろいた。



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