第8話「戦場は荒野」

ジオンのブリティッシュ作戦の余波で荒野と化した北米大陸をホワイトベースは行く。
話数稼ぎのためにエンジントラブル続出。低高度でノロノロ逃げ回っていた。
南米の連邦軍司令部ジャブローに向かうコースはジオン制圧下にあるキャリフォルニアベースの制空権舌にあり、発見されることは必至。
ヨーロッパ方面は状況不明。
比較的手薄な太平洋へ向かうしかなかったのである。
山田花子(仮名)、太郎(仮名)母子が退艦を申し出た。
近在の町セント・アンジュに実家があるというのだ。
山あいのコースをとるホワイトベースと別れ、荒野を行く母子。
先行偵察をかねて見え隠れにコアファイターで追うアムロ。
ジオンの偵察機ルッグンが母子を視認。無力な難民と見て機銃掃射でからかう。
「けけけけけけえ、地球生まれがそんなにえらいか!?えらいのけええええ〜〜!!」
パイロットはたび重なる戦闘の重圧に耐えかねてシャブに手を出した。そして今、全能の神の気分を満喫していた。
怒りのアムロ。単機ルッグンに立ち向かう。しかし相手はキチガイに戦闘機状態。無意味に手強い。
折悪しくドップの大軍が。
「塔Gンジンの音〜ごうごうと〜はやぶさは〜征く〜空の果て〜翼に輝く日の丸と〜♪」
なんかエライ古い歌とともに登場。
この男飛行隊長パンプルキン大尉は先祖に大日本帝国陸軍航空隊の撃墜王がいたというジオン空軍きっての猛者である。
キチガイだけど。
「隊長、偵察機が連邦の戦闘機と交戦中です!」
「けえっけけけけジオン空の神兵パンプルキン特攻荒鷲怨敵殲滅超攻速戦闘航空隊に見つかってが、うぬの不運よな〜〜〜!者どもかかれえッ」
そこへガンペリー登場。ガンダム超人合体。
合体中はバンクセルだから攻撃されないのだ。
そうゆうわけでジオン空の神兵パンプルキン特攻荒鷲怨敵殲滅超攻速戦闘航空隊全滅。
「ここが…セント・アンジュ」
山田花子(仮名)、太郎(仮名)母子は、撃墜されたルッグンの下敷きになっていた。
全く救いのない話である。



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